171129_山田うん×楠田健造[ダンスライヴ]
2017-11-30


2017年11月29日(水)19:30〜 会場:UNION SODA(福岡市中央区大名1丁目1-3-201)
                   
Co.山田うん「モナカ」公演関連企画
山田うん×楠田健造[ダンスライヴ]

福岡市文化芸術振興財団 FFAC HP の該当ページ
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全く先の読めない、スリリングな60分でした。


会場 UNION SODA の場所は マップ・ソフトで確認済みだから、楽勝で到着!
と思ったら、これがなかなかの苦戦・・・

「えと、あのスニーカー屋の隣のはずだし、
 正面の神社もここで間違いないハズなんだけど・・・」
「へぇー、マヌコーヒー ここにあったんだぁ・・・
                                   [ ビター・モカ(だったっけ・・) うまかった。]
           ・・・ってか、オイオイ、ここかよ!」

奥まった マヌコーヒー大名店 の 手前側、
自転車置き場のワキから階段を上がって2階が 会場の UNION SODA でした

ガランとした四角いスペース、天井はコンクリートが剥き出し、
通り側いちめんの窓から見下ろすと、国体道路は車と人の波、
ガラス窓を閉じても、幾多の騒音が忍び込んで来ます。
バラエティ番組の「ヒナ壇」のようなものと折りたたみ椅子がいくつか、
集まったのは40〜50人だったでしょうか。

開演です。

いつのまにか ぬるりと現れて次第に動き始める楠田氏、
ひとしきり動き回ったあと、ゆらりと現れる山田氏、
しばらく、相手と同じ動きが続きます。

上記リンク先に二人そろっての写真があります。
この二人の足の表情の違いが そのまま当日のダンスの表情だったように思います。
(写真クリックで拡大出来ますね)
ゴツゴツといかつい楠田氏のダンス、
すらりと伸びてキリッと締まる山田氏のダンス・・・

どこから来たのか、
どこへ行くのか、
そしてどう展開してゆくのか、
その場その場をスパークしてゆく二人のダンス、

相手がどう出るか、その先を測りながら動いてゆき、
どんな無理スジの態勢からも
ピタリと美しいポーズが決まる山田氏のフォルムの美しさ!

流れる音楽は会場のスピーカに繋がれたiPadから、
楠田氏自身の演奏だそうですが、
その音楽がふっと消え去った時間の濃密さが別群に効果的でした。
耳から聞こえるモノではなく、頭の中で響き続ける音楽、
そこでは音楽とダンスが緊密に結びついて、
しのび込んでくる大通りの雑音も、意識の外・・・

くるくると廻り続ける日傘も、美しかった・・・


このところ、空振りな音楽会が続いていて、クサリ気味でしたが、
ようやく刺激的なものに出会えて、
これで今年も、なんとか越えられそうです (^▽^)/ 。





[コンサート report]

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